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仕組みで稼ぐ社長の視点 第7話:「いい会社は人にはやさしく仕事には厳しく仕組みが存在している」

三好が数年前から、コンサルティング事業とは別に取り組んでいる活動がある。
それは、高い業績と社員の定着率、満足度の高い会社を見学会である。

顧問先の社長や専門家の仲間数人で、見学先の企業の事業内容から経営理念と
具体的な取組みについて、説明から社員の方も交えて質疑応答をして学びを深めている。

三好自身、これまで複数回転職活動を経験しており、その時に「働くことと一体どうゆうことであるのか?」「なぜ、人は人生の半分以上の時間を仕事に費やすのか?」この問いについて、新卒1年目の時期に深く考え迷っていた時期があった。

当時、ある1冊の本に出会い大きな衝撃を受けたことを覚えている。
内容は、会社の在り方とは、社長としての在り方とは、働くこととは一体何かを深く
考えることができた。

時が経ち起業してから、素晴しい経営活動をしている企業にこれまで東証1部上場
企業から町工場まで十数社の見学会を通して、多くの学び気づきを得てきた。

今は、順調に経営をしているが、そこに至るまでには、倒産の危機、社員の大量離職、
など様々な課題に取り組んで解決してきた。結果、高い業績と社員の満足度の高い
企業に創りあげることができた。

巷では、「ホワイト企業」や「社員にやさしい企業」と耳障りの良い言葉が先攻し
社員を大切にすれば会社が良くなると思い込み結果として、プラスどころかマイナス
に発揮し業績に大きな影響を与えているケースもある。

社員を大切にすることは、重要であり、反対する社長はいない。
一方で社員に安定した生活を保証するためには、企業は業績を安定的に確保する必要
がある。

強い事業モデルを構築し業績を確保できなければ利益を分配することはできない。
そして、これまでの会社見学会を通して、業績が高く社員の定着率の高い会社には
7つの共通点があることを発見した。

■7つの共通点
①存在価値(経営理念)が明確化されている
②社長が社員の人生が良くなるように本気で考えている
③社員の方も期待に応えようと全社一丸となっている
④儲かる仕組みが構築(事業モデル)されている
⑤部門、個人の目標、やるべきこと役割が明確化されている
⑥実行したことを振り返る習慣がある
⑦いい会社は人には「やさしい」が仕事には「厳しい」

①〜③に関しては、社長と社員の間にある信頼関係であり、根底の部分でこの会社
は安心して将来を託して働けるのかがイメージができて社長を信頼することができ
るのか。

④〜⑤に関しては、戦略的な部分から具体的な現場で実行していくためのノウハウ
になり綺麗ごとではなく、しっかり稼げる事業モデルのが存在しているのか、ここ
が弱ければ高い業績を確保することはできない。

特に⑦に関しては、最初、いい会社や社員を大切にするという言葉を連想すると
社員に甘くなるのではないのか、やさしく過ぎると社員がダメになり業績を出せ
なくなるのではないかと不安な意見もあるが、実際は、それとは、逆でいい会社
は①〜⑥が徹底的に実行されているので、仕組みルールや目標、役割が明確に決
まっているので、それをしっかり守らない人間は遠心分離機の原理でその会社か
ら、結果として弾き出ることになる。

実際、見学会で訪れた美容室では、各店舗、月初には月間の計画と提出があり、
成果を出すためのオペレーション、仕組みが存在している。

各店舗、個人単位目標を数値化して見える化しており、今、足りない数字を理解
できることで自主的に具体的な行動を促し、健全な当事者意識が芽生える。

一方で数字や会社の仕組みで社員を縛っていると言う意見もあるだろう。
しかし、ここで企業として、大きな明暗を分けることは社員を「支援」する体制
が存在していることである。

同社では、店長や先輩が若手社員の成長を「支援」する体制が存在しており、その
結果、新入社員でも自身の役割を理解して行動しているので朝礼の進行役を入社1年
目の社員が担当している。

成長意欲の高い社員にとっては、成功の環境がある。
さらに部門、社員同士で協力する体制があり、人間関係の面でも働きやすい環境が
整っている。

一方、しっかりした仕組みやルールがあるので「あー、面倒くさい」と感じる人間
にとっては決して居心地の良い環境ではない。

組織から曖昧を排除し、自主的に自らの役割を実行する仕組、組織体制があるから
こそ、全社一丸となって目標を達成し、高い業績を確保することができる。

管理なしの組織や社員が期待以上の高いレベルの業務を回すことは現実的に困難
であり強固な組織体制を構築するには、正しいプロセスとして「管理」「支援」
「自律」の3つのステップを順番に構築していくことである。

「管理」「支援」の体制を繰り返すことで自然と顧客開拓、業務を回す仕組みが
構築されることで、自律的な組織へと醸成することができる。

卵が先か鶏が先の理屈になりますが、世間で「いい会社」と言われている企業の
裏側には、儲かる仕組みと実行する組織体制があるので、業界平均より高い給与
を支払うことができて組織として社員の成長を支援する仕組みが存在しているの
で、結果として、社員の定着率の高さがあると推察しています。

事業モデル、組織体制、社員の定着率を高めるための取組み全てが重要であり、
一つのことだけを取り組むのではなく、バランス良く全てを取り組むことが求める
のではないでしょうか。