06-4862-7349

〒530-0001
大阪市北区梅田1-11-4
大阪駅前第4ビル923号

仕組みで稼ぐ社長の視点 第33話:「既存事業とのシナジー効果を活かした新規事業の展開 」

「三好先生、既存事業が減少傾向にあり、銀行からの融資で潤沢に資金のあるうち
 に新規事業をスタートしていこうと考えています」

創業から30年以上の老舗企業の会長、社長との経営相談での会話です。
コロナの影響で業績に大打撃を受けている一方で銀行の融資は手厚く借入の金額
返済等の条件ともにこれまででは考えられない好条件になっています。

多くの企業では、資金はあっても既存事業、派生事業、新規事業のいずれかを選択
するのかを検討している段階の企業が多いのではないでしょうか。

事業構築におけるステップとして、既存事業、派生事業、新規事業を順番に難易度
は高くなってきます。

一般的には、市場の縮小、販路先の倒産、商品力の競争力の低下の影響により、既存
事業の成長が見込めないので新規事業で新たな収益を稼ぎ出そうとします。

しかし、新規事業を成功させることは容易ではなく多くの企業では失敗に終わって
いるケースが散見されます。

新規事業の最初のきっかけは社長の知り合いからの話しや参入障壁の低い飲食業を
選択したり、今、儲かっているFC事業に加入したりします。
その選択で成功するケースもありますが、確率としては低く新規事業を成功させる
には抑えるべきポイントがいくつかあります。

①自社の事業モデルを把握する
これは、当然のことですが今の事業モデルで利益を確保するために集客、営業
生産品質、顧客フォローのビジネスフローを把握してどのフローを強化すれば利益
を確保することができるのかを理解します。

②自社の現状、課題、独自性を理解する
自社の現状、課題が何であるのかを把握します。課題を把握することで何か解決
するのかも明確になります。また、既存事業、派生事業、新規事業と構築する際に
自社の強み(独自性)が何であるのかを理解することでより成功確率の高い選択を
することができます。

③市場、業界、競合の変化
自社の市場、業界が縮小傾向にあるのかを把握することからスタートします。
また、新規事業で事業を展開する際には競合他社の製品、サービスを知ることで
違いを明確にすることができいます。

④事業シナジーを前提とした事業展開をする
新規事業を成功させることで既存事業にもプラスの効果が出るように事業を構築
をします。シナジー効果も事業モデル、販路、商品、地域、人材、組織のハード
面から理念や文化でのシナジーがある事業を展開することで成功の確率を高める
ことができます。

①〜④が第一フェーズ「事業の構築」であり、第二フェースは「実行と進捗確認」
になります。

これを実行することで絶対に成功するという保証はないですが、確実に①〜④の
サイクルを回すことで成功の確率は高まります。

社長の思いつきの新規事業から、シナジー効果を前提とした再現性の高い新規事業
の展開することで継続的に成長発展していくのはないでしょうか。