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仕組みで稼ぐ社長の視点 第26話:「組織における信頼関係が実行力を高める」

「三好先生、今の時期、コロナの影響で、経済環境、人の価値観と大きく変化して
いることを肌身に染みて実感しています」

「大きく世の中、経済環境が変化する中、経営者として、今後について、意思決定
 することが求められており、この先、事業を継続、発展させるためにこれほど試
 されている状況は、今までになかった」

A社長との経営会議での会話の中で、これから、自社の未来について真剣に議論を
していました。

この例から、わかるように自社の未来に関しては、大枠の方向性、リスクヘッジ
に関しては、社長が決めると言うことです。

決定した方向性、全社目標、部門目標、個人目標の達成に関しては、各社員の役割
になります。

社長と社員では、役割が違うので、このような有事的な事態においては、社長の
トップダウンが求められます。

このような側面から、自社の業績は99.9%社長で決まるといっても過言では
ありません。

理由は、自社の将来について、最終的には社長にしか決断することができない
からです。

今の業績がどれだけ好調でも、将来の業績を保証するということにはなりません。

業績が良いと油断して、全て現場に任せてビジネスモデルも見直しせずにいると
将来ジリ貧になり、業績が低下していきます。

そうならないためには、順調な時こそ自社の将来に向けての準備をしていく必要
があります。

自社のあるべき姿を実現するには、今、何が足りなくて何を強化していかなけれ
ばならないかを社長が率先して現場社員を巻き込んで変革していくことが求めら
れます。

さらに組織目標を達成していくために「信頼関係の構築」が重要になります。

組織において、各自の役職、業務上の役割があります。
当然、社長から与えられた目標に対して、しっかり役割を行います。

しかし、社長(会社)と社員の間に信頼関係が構築できなければ、どれだけ優
れた制度、仕組が存在しても社員が本気で全社目標(中長期的な売上を確保)を
達成しようと思わなければ、達成することはできないです。

では、どのようにすれば、全社員が自発的に力を発揮することができるのか、
それは、社員が安心して人生を捧げて働ける会社づくりをすることがこれからの
時代には、求められている組織としてのあるべき姿だと実感します。

社員が社長(会社)に対して不平不満を抱き社長も社員に対して、ストレスを抱
えて、お互い本音で話すこともなく、表面上だけの関係なので、一歩、二歩と踏
み込んだ取組みことができません。

本来、組織とは、共通の目的、目標に対して、社員がそれぞれの強みを最大限に
活かし足りない部分は、双方で補完し合うことで一人では、実現できない大きな
目標の達成に向けて力を合わせてきます。

しかし、社長と社員の間に信頼関係が構築できていなければ、組織全員で知恵を
絞り出し課題、解決策を考えていくことができません。

社長以外の人を一人でも採用した段階で組織と定義付けされます。社長が意思
決定をして全てのことを実施するのではなく、社員に仕事の役割を決めて、業務
を遂行してもらわないといけないので、指示したり、実施結果の報告を受けたり
とコミュニケーションが発生します。

性別年齢から、これまでの経験や能力、価値観全てにおいて、違う人達が集
まっているのが組織です。

当然ながら仕事に対する意気込みや進めていくスピードが違います。
では、各自が自分のペース、価値観だけで業務を進めてしまうと組織として機能
していきません。

そこで、重要なことは、組織としての信頼関係の構築に加えて、共通の価値観や
目標を決めていくことです。

安心して働ける環境があるからこそ社員は力を最大限発揮することができる。
社長は、社員は信じて仕事を任せて、社員は自身がやるべきことを確実に現場で
実行する。

非常にシンプルであるが、これがすごく難しいです。なぜ会社に決められた目標
を実行しないといけないのかを腹落ちして理解納得できている人は少数です。
では、どうすれば信頼関係を構築できるのかについて考えていきたいと思います。

・社員が未来へ期待できるビジョンを社長が考えているか
・経営状況の見える化(戦略・方向性・財務・役割)
・組織運営のルールが明確に定まっている
・働きやすい環境がある(給与・人間関係・勤務時間)

経営目標が達成されることで社員の方からすると報酬、悲報酬面でどのように自分
達のプラスになるのかをみています。

会社が良くなれば、自分達も良くなるということが実感できれば、この目標を達成
すれば自分達にとってプラスになると実感できれば、社員は、自身の目標に対して、
コミットメントして実行してきます。

何よりも社長がそのような組織にしていこうと本気の思いを伝えることで社員が
共感することで自主的に組織が動いていきます。

そうすることで、仕事への意欲が高まり、実行力が高くなることで、結果として、
業績が向上することになります。