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仕組みで稼ぐ社長の視点 第21話:「業績を上げる社長の思考と行動」

「先生、社員には給与を多く出したいので、インセンティブも設定して、成果を上げれる
 ように準備までしているのに、なぜ実行しないのか?解らないです」

今、組織を変革させていこうとしているA社長との経営会議でも会話です。
この課題は、A社長に限らず経営相談で多く寄せられるテーマでもあります。

さらにマインドの高い社長であれば、あるほど、違和感を感じる内容であります。
「良いことであるのに関わらず、なぜ?社長の思い考えが伝わらないのか?」

これには、明確な原因があり、一つは、社長と社員においての仕事に対する意識
(当事者)の違いになります。

これは、当然のことですが、社長と社員(幹部・管理者・現場)では、与えられている
役割に違いがあり、年齢、家庭環境、思考、能力、人生の目的、仕事の価値観等、全て
において、違いがあり、その結果「思考」「行動」に違いによることで、成果にも違い
が出てます。

社長は、強烈な危機意識を持ちながら、思考を常に巡らせているので、思考と行動
するスピードに違いが必然的に表れてきます。

社員に対して、社長が抱く感情として「なぜ、こんなことができないのか?」
「昨日、言ったことがなぜ今日もできていないのか?」

ここに関する解決先としては、社長と同じ位の情熱を持って仕事に取り組める人物
は稀であるということが前提として、情熱や能力に頼らずに社長が理想とする成果
を会社の仕組みとして出すように事業モデルを構築していくことです。

ここから、視点を変えて社長の「思考」「行動」の違いから、高い業績の社長と低い
業績の社長に分かれます。

業績の低い社長の思考は、今月、来月の目先の売上、利益にフォーカスして経営をし
ているので、常に忙しく社長がいなければ、既存事業が回らない状況が長年続いています。

一方で業績の高い社長の思考は、今月、来月の売上だけではなく、数年後先の市場の変化
と自社の事業モデルを分析し、どの位の利益を確保できるのかを予測し、これまで以上の
利益を確保できるように事業モデル、組織体制を変えていくたに準備しています。

常に「このままではいけない」と健全な危機感を持ち経営活動をしています。
正しい現状認識と将来予測によって明確になった課題を一つ一つクリアしていきます。
自社のあるべき姿、どのような会社したいのかを描けるのは、社長にしかできない仕事
になります。

経営相談を受ける中で、たまに出てくる質問があります。
「未来を描き計画する必要はないのか?」

経営相談を受けている中には、次のような意見が上がってくることがあります。

「こんな変化の早い時代に3年後、どうなっているのかなんてわからない」
「目の前の売上を確保するだけでも大変なのに未来のことなんて考えられない」
「どうせ計画をしても途中で変わるから意味がない」

経営活動は、100社あれば、100通りの経営に対する考えがあるので、何が正しいのか
明確な答えがあるわけではないので、当事者でない他人がとやかく言う権利はなく、全
て社長が判断することです。ただ、社長が描けていない未来を社員が描けることはあり
ません。

未来を描くことが目的ではなく、組織として今期、今月、今週と何を具体的に取り組ん
でいくのかを決めていくことが目的です。