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仕組みで稼ぐ社長の視点 第18話:「組織運営における信頼関係の重要性」

「先生、社員に会社の方針、役割を明確に決めて、権限も委譲しているのに期待して
 いる成果、行動になっていなくて、どうすればいいか悩んでいます」

創業から、社長一人で会社を引っ張って、売上、利益を確保するフェーズから、社員
に現場業務を任せて、社長と社員で担当件数を最大化していくことが一般的な会社で
の組織化のファーストステップになります。

ここから、30人以上の組織になると、社員が社員を管理、育成するフェーズになると
社長の直接マネジメントから、幹部を経由した間接マネジメントになり、組織運営が
さらに複雑な状態となり、社長の頭の中は「利益」より「人」に関する課題の割合
が大きく占めることになります。

組織化するためには、社長の「理念」「経営方針」からはじまり、組織ルールや管理
手法といった、経営ノウハウも重要であることは、否定しません。

しかし、組織運営において、最も重要なことは、社長と社員がどのような関係性であ
るか、これは、社長に限らず幹部と管理者においても、全く同じことが言えます。

では、どのような関係性であれば、いいのでしょうか。
それは、「信頼関係」が構築されている状態です。

具体的に言うと、「社長は自分を認めてくれている」「自分の行動をみてくれている」
「どんなに的を外している意見に対しても、発言することを評価してくれる」など
です。

社員が会社の方針に対して、納得していなくて反論したり、上司に対して意見が合わ
ないといったことは、組織における課題である一方、会社や上司に何を言っても、
「認められない」「受け入れてもらえない」「どうせ社長の言う通りにやるしかない」
といった諦めた状態で仕事することの方が、組織において、大きな課題であります。

優れた戦略を実現していくには「実行する組織体制」の構築が必要になります。
しかし、社長(会社)と社員の間に信頼関係が構築できなければ、どれだけ優れた制度
仕組が存在しても社員が本気で全社目標(中長期的な売上を確保)を達成しようと思
いません。

社員が安心して、この会社に大事な人生の時間を費やしてもいいと思える。
会社づくりすることが、これからの時代には、求められている組織としてのあるべき姿
だと実感します。

社員が社長(会社)に対して不平不満を抱き社長も社員に対して、ストレスを抱えて、
お互い本音で話すこともなく、表面上だけの関係で、一歩、二歩と踏み込んだ取組み
ができない、これほど互いにとって、不幸なことはありません。

本来、組織とは、共通の目的、目標に対して、社員がそれぞれの強みを最大限に活かし、
足りない部分は、双方で補完し合うことで一人では、実現できない大きな目標の達成に
向けて力を合わせてきます。

しかし、社長と社員の間に信頼関係が構築できていなければ、組織全員で知恵を絞り出し
課題、解決策を考えていくことができません。

社員を一人でも採用した時から、組織づくりはスタートしています。
社長が意思決定をして全てのことを実施するのではなく、社員に仕事の役割を決めて、
業務を遂行してもらわないといけないので、指示したり、実施結果の報告を受けたりと
コミュニケーションが発生します。

性別年齢から、これまでの経験や能力、価値観全てにおいて、違う人達が集まっているの
が組織です。

当然ながら仕事に対する意気込みや進めていくスピードが違います。
しかし、各自が自分のペース、価値観だけで業務を進めてしまうと組織として機能して
いきません。

そこで、重要なことは、組織としての信頼関係の構築に加えて、共通の価値観や目標を
決めていくことです。

安心して働ける環境があるからこそ社員は力を最大限発揮することができる。
社長は、社員は信じて仕事を任せて、社員は自身がやるべきことを確実に現場で実行する。
非常にシンプルであるが、これがすごく難しいです。

なぜ会社に決められた目標を実行しないといけないのかを腹落ちして理解納得できている
人は少数です。

では、どうすれば信頼関係を構築できるのかについて考えていきたいと思います。

・社員が未来へ期待できるビジョンを社長が考えているか

・経営状況の見える化(戦略・方向性・財務・役割)

・組織運営のルールが明確に定まっている

・働きやすい環境がある(給与・人間関係・勤務時間)

経営目標が達成されることで社員の方からすると報酬面でも、報酬面ではないことでも
自分達にとって「どようなプラス面があるのか」について、考えています。

会社が良くなれば、自分達も良くなるということが実感できれば、この目標を達成すれば
自分達にとってプラスになると実感できれば、社員は、自身の目標に対して、コミットメ
ントして実行してきます。

何よりも社長がそのような組織にしていこうと本気の思いを伝えることで社員が共感する
ことで自主的に組織が動いていきます。
そうすることで、仕事への意欲が高まり、実行力が高くなることで、結果として、業績が
向上していきます。