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仕組みで稼ぐ社長の視点 第16話:「制度を形骸化させずに現場で実行し浸透させる」

アフターコロナに向けて、各社が自社の経営方針の見直しを行っており、今期の利益
に加えて、数年先の利益確保することを目的に動いています。

方向性が決まれば、全社目標から部門目標から、さらに個人単位の目標として落し込
まれていきます。

また、個人レベルでのPDCAサイクルの回し方と組織レベルでの回し方には違いがあり、
個人レベルでは、1ヶ月単位、1週間単位、1日単位へと落し込んでいきます。

ここまでは、経営の教科書通りで戦略や制度は立てることが目的でなく、それをどの
ようにして、現場で実行されることが最重要な課題となります。

日々の経営活動の中で、実行と確認を繰り返し、成果(各自の目標)へと着実に近づけ
ていきます。

その際に重要なポイントは目標と実行の結果に対して、成果が出ていない場合には
なぜ?成果が出ていないのか「原因の特定」と「次のアクション」を明確にすること
が成果を出すためのセオリーになります。

そのサイクルを1ヶ月に1回だけ回す組織と1週間、1日間でサイクルを回す組織では
成果に圧倒的な差がつく事は明白です。

個人レベルで、このサイクルのスピード、品質で回せる現場社員は圧倒的少数であり
個人に依存するやり方になるので、会社の仕組みとして、管理してリスクをコント
ロールすることが必要になります。

そこで、有効的な手法として「組織でPDCAサイクル」があげられます。
各プロセスにおける基本的な考え方は、同じで違いがあるのは、(C)検証・確認
のプロセスになります。

実行した結果の進捗確認は、個人に任せるのではなく、会社の仕組みとして進捗結果
の確認と次のアクションを明確に決めていきます。

また、制度は現場に浸透させ実行させて、成果を出すことができなければ、計画に要
した時間がムダになることになります。

私自身の経験として、社員200名のビルメンテナンス会社で経営幹部として、関連会社
5社の経営管理の業務を行っていました。

同社では、ISO 9001という、国際品質マネジメントシステムを取得していました。
大手不動産管理会社との取引が大半を占めており、業者に対しても求める品質レベル
も高いので、当時は、ISO取得は経営においても有利に働くことがありました。

そのISOは、登録後にマネジメントシステムが継続的に維持改善されているか定期審査
を1年に進捗確認を1回だけ行っていました。

本来は、ISO 9001の目的は、企業が顧客や社会が求める品質を備えた製品やサービスを
常に届ける仕組みであると言われています。

しかし、実態としては、書面上での記録、確認といった点では運用されていましたが
経営の現場において、その結果に基づいて改善するようなことはなく、全体の実施状況も
1年に1回の進捗状況の確認だけだったので、外部のコンサルタントを入れて確認する
1週間前から、慌ただしく書類を準備して、進捗会議に備えるといった状況で本来、会社
を良くしていくものが「やらされ感」こなすことが常態化しており、まさに制度が形骸化
している状態でした。

重要なことは、成果を出すために徹底的に「進捗状況の検証・確認」を繰り返して現場に
浸透するために行動していくことが重要であると自身の経験を通して実感します。

自社の売上、利益を上げるといった目標は、一部の部門や個人が動いて達成できるレベルの
話ではないので、各部門での協力体制しなければならないからです。

他にも、目標の難易度によって、実行する社員の能力では達成できない場合は、会社や経験
値のある上司の支援が必要になります。

そうすると業務が溜まり、できないことがストレスになり、達成意欲の低下や会社上司への
不満に変わります。

そうならないように会社の仕組みとして構築していくことが必要になります。