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仕組みで稼ぐ社長の視点 第11話:「コロナ時代に戦略を実行する縦の強い組織体制を構築する」

先日、ある特定の絞り込んだ商品の製造、販売業界シェアNo.1で、年商30億
社員100名と高い業績上げているA 社長からの経営相談がありました。
※業界や実際の事例とは少し変えて記載しています。

「三好先生、これまで弊社は、特定の商品で業界でも、高いシェアを確保して
 おり、高い業績を出すことができたか、ここ数年の間に大手企業が参入して
 きており、業界シェア率が下がってきています。」

「新商品の開発から、新たな販路の拡大と事業モデルの面での課題に加えて
 経営幹部、管理者が育成できておらず、役員会議、部門会議と全ての会議
 に出席して管理までしている状態です。」

「三好先生、もっと、現場レベルでの会議にも出席して、管理を強化しよう
 と思っており、ただ、組織の運営方法として、このやり方が正しいもので
 あるのか確信ができている状態ではないのでご相談に乗って下さい。」

業種業界に関わらず社員数が30名以上の組織において、抱えている課題であり
次の事業ステージに飛躍させるためには、解決しなければなりません。

A社長は、シェア率を取り戻すために事業モデルを含めて組織変革が迫られて
おり、役員会議だけでなく現場レベルの会議に参加して1日でも早く目標を
達成したい思いがあり、現在のような有事における経営環境であれば、社長
のリーダーシップが求められており、全てを社長が引っ張っていくことも正解
であります。

一方で、社長一人で社員を管理できる人数にも、限界があり、事業モデルを
実現するためには、縦の強い組織体制を経営幹部と管理者を巻き込み構築
が必要になります。

ここ数年、組織づくりに関連して、ティール型、ホラクラシ型と、社員自ら
組織での役割を定義し、管理をせずに成果を出す自律的な組織づくりが注目
されており、IT企業を中心に導入しています。

ちなみに同社では、「クレド(経営理念)」「経営計画書」「人事評価制度」
の3つを導入しており、経営学の理論上、制度の面では、充分な仕組みが存在
しているが、現実問題として組織は理論だけで進むことはなく、人の感情が
複雑に絡み合っており、理論、計画通りに組織が動くことは稀です。

「自社は、管理なしで自律的な組織にするために経営方針を変える」

社長がどれだけ高い理想を描いても、「事業モデル」「組織の成熟度」
「人材の成熟度」「社長の能力・覚悟」の4項目のレベルによって、
現実的に自律的な組織づくりができるかが決まります。

事業モデルの構築は、比較的早い時間軸で実現されるが、組織体制を構築
は、人材の成熟度、創業からの長い歴史の中で醸成されてきた企業文化の
影響から長い時間が必要になります。

縦の強い組織体制を3つのステップと各プロセスを一定の時間を
かけて構築していきます。

4つのステップは「仕組み」「管理」「支援」「自律」で、この4つが連動
しなくて、自律的な組織に進化させるには、幹部、管理者が社長並みに能力
のある組織でなければ、実現することはあり得ないことです。

各種仕組みを実行できるように人と業務を管理し、社員が現場で成果を出
せるように会社、上司は支援する。その結果、人が成長し、仕組が構築さ
れることで、部分的な部署、業務単位で自律的な組織体制を構築していき
ます。

「自分で考えろ」と仕組みも教育、会社から支援もない状態で丸投げされ
ても社員も組織も成長できないので、

・構築した仕組みや制度は形骸化するものであり役割は明確化し具体的な
 項目にまで落し込む。

・役割の曖昧さは、上司、部下双方に問題があり会社の方針、目標(課題)
 設定、実行計画、実行進捗確認、再計画のサイクルを回す。 

・「伝えたと伝わった!」ではなく上司は明確に伝え動くまで落し込む。
 
・上司は相手に聞く姿勢と聞きたくなる雰囲気をづくりが必要である。

・責任と権限において各自の実行計画を承認し画実行を任せたのであって、
 決裁とは違うと認識する。

「仕組、制度」の構築していくことは重要であるがその設定プロセス、その
 後の実施確認を繰り返しの方が重要であると実感します。

仕組や制度の設定は、最初から完璧なものではなく現場で実行を繰り返す
ことで現状と目標のギャップが埋まっていくことで成果になります。

ただ、企業における仕組やルールがなければ効率よく動くことができません。
個人がそれぞれの解釈、ルールで動くとスムーズな組織運営ができなくなり
ます。

会社の方向性や数値目標は、トップダウンで各部門の数値目標や既存事業
の強化に関しては、幹部、管理者のボトムアップで落し込むことで、管理型
と自律型を融合した組織体制されることで、社長、幹部、管理者、現場社員
と各階層における役割の中で、最大限力を発揮することで、強い縦の組織が
構築されます。